二郎系ラーメンの定義とは？おすすめの店舗もご紹介！

二郎系ラーメンの定義

ラーメン二郎とは

ラーメン二郎は、1968年に東京都港区三田に創業されたラーメン店です。

脂の効いた豚骨スープを醤油ダレで味付けし、中に小麦の風味の強い自家製麺をたっぷり入れ、柔らかく煮た厚切りチャーシューと茹でたキャベツともやしを山盛りにしたラーメンが提供されました。

これこそが、本家本元の二郎系ラーメンなのです。

学生やサラリーマンを中心に人気を博すようになると、暖簾分けした弟子たちが「ラーメン二郎」を名乗りながらその味を再現するようになり、全国的に普及していきました。

系列店でも店ごとに少しずつ味が違ったため、屋号の「二郎」をとった「二郎系ラーメン」という呼び方が総称として使われたと言われています。

二郎系ラーメンの種類

二郎系ラーメンが認知度を高めていくにつれてラーメン二郎と無関係な店舗が増加したことをきっかけに、2000年代の初めに「ラーメン二郎」が商標登録されました。

これにより、二郎系ラーメンが大きく2種類に分けられるようになります。

1つは「二郎系」と呼ばれ、「ラーメン二郎三田本店」に直接のルーツを持つ店舗で提供されるもの。

もう1つは「二郎インスパイア系」という、オリジナルに二郎系ラーメンを再現している店舗で出されるものです。

2種類の間に境界線が引かれるようになったのは割と近年のことで、二郎系ラーメンが注目されるようになったからこそだったのですね。

それぞれの店舗にそれぞれの美味しさがありますが、商標が関わっているので名前を呼ぶときは気をつけましょう。

二郎系とは

「ラーメン二郎三田本店」をルーツとする店だけで提供される「二郎系」は、創業者に認められた味であることが特徴。

店主は本店や直系店などで弟子として修行を重ねる必要があり、暖簾分けされて初めて「ラーメン二郎」として二郎系を出すことができるのです。

ラーメン二郎では店主が営業時間中は厨房にいなければならないという鉄則を守り抜いているので、一定レベルの味が担保されています。

2021年1月現在では、東京をはじめとする関東圏を中心に40店舗ほどが看板を掲げています。

二郎インスパイア系とは

店主のオリジナリティが発揮される二郎インスパイア系は、独自のおいしさが人気のポイントです。

発祥がラーメン二郎だとしても、二郎系ラーメンは今やあくまでジャンルの1種。

二郎インスパイア系の店では、ラーメン二郎という屋号にとらわれないからこその独創的な味を楽しむことができます。

各店での経験を生かした腕利きの店主たちがさまざまな地域でこぞって提供しているので、バラエティの豊富さも長所です。

二郎インスパイア系の細かい分類

①お店自体が二郎系インスパイアのパターン

二郎インスパイア系ラーメンに特化したお店がこのパターンです。

二郎系ラーメンの駆け出しの頃から営業している「らーめん大」や、千葉県市原市に本店を構える「ちばから」などがあります。

このパターンの店は二郎インスパイア系ラーメンを専門に提供しているため、「コール」と呼ばれる注文方法を導入しているなど、ラーメン二郎と似た形態で営業している場合が一般的。

ラーメン二郎と同じように行列ができやすいので、お腹が空いたときにふらっよ行くというよりも、二郎インスパイア系が食べたいときに行くようなラーメン店です。

②メニューの一部に二郎系インスパイアラーメンがあるパターン

中華そばやつけ麺などを提供している店が、二郎系ラーメンもメニューに取り入れているというパターンです。

人気のラーメンチェーンである「オリオン食堂」の野方駅前店などがあります。

この形態の店舗では二郎インスパイア系ラーメンも他のラーメンと共に提供されるため、トッピングのカスタマイズのサービスがなかったり食券制だったりする場合もあります。

カウンター席が中心のラーメン二郎と違ってグループで座れることもあるので、複数人で二郎インスパイア系ラーメンを食べたいというときにおすすめです。

③限定で二郎系インスパイアラーメンを提供しているパターン

パターン②と似ていますが、集客を狙って一時的な限定メニューとして二郎インスパイア系ラーメンを提供するというパターンです。

中には、昨今のお取り寄せラーメンブームを受けて通販限定でメニュー化している場合もあります。
「麺屋音」もその一例で、実店舗では食べられない限定の二郎インスパイア系ラーメンを扱っています。

家で調理する通信販売での二郎系ラーメンは好みの具材を好きなだけのせることができるという点で、「コール」がさらに進化した新しい二郎インスパイア系の姿とも捉えられますね。

通販限定の「二郎系インスパイア音郎」

特徴の紹介

「二郎系インスパイア音郎」は、スープに鶏白湯を使った「麺屋音」の二郎インスパイア系ラーメンです。

豚の出汁を使用することが一般的な二郎系ラーメンと比べ、鶏のまろやかさとコクを活かした独自の味が特徴。

トッピングとしては、豚バラ肉をじっくり煮て作ったチャーシューがなんと2枚も入っています。

キャベツやもやし、ニンニクなどの具材はついてこないので注意してください。

自分で好きな分量を用意してカスタマイズを楽しめますよ。

小麦の風味が際立つコシの強い麺は200g入りと、若い男性でも満足のボリューム。

冷凍すれば製造日から30日ほど保存できるので、買い置きにもぴったりな商品ですね。

二郎系インスパイア音郎の口コミ①

スープにコクがありこってりしてますが、魚介系(？)の旨味もあり、バランスのとれた味だと思います。

こんなラーメンが家で食べられるなんていい時代です。

引用：Googleマップ

二郎系インスパイア音郎の口コミ②

チャーシュー旨い、スープも旨い、油も多めで、ワシワシの麺と合う。もやしとにんにく足すだけで、だいぶ満足しました。

引用：Googleマップ

わーるどめんって何？

自宅で有名店の味をお取り寄せ！ラーメンの通販サイト

わーるどめんは、今はやりのお取り寄せラーメンを買える通販サイト。

厨房で作ったプロの味を、そのまま家庭まで届けてくれます。

「麺屋音」をはじめとする有名店のラーメンを数多く集めているので、おいしい通販ラーメンを探している人にとってぴったりですよ。

支払い方法も豊富なので、手軽におうちラーメンを楽しめます。

まとめ

この記事を読んで、二郎系ラーメンの細かい定義についてお分かりになったでしょうか。

普段何気なく使っている言葉ですが、そこには二郎系ラーメンが日本で人気を得てきた歴史を垣間見ることができるのです。

家で過ごす時間が増える時代ですが、お取り寄せラーメンを食べながら二郎系ラーメンについての知識を披露してみてはいかがでしょうか。